鼻から入れる胃カメラ
当院では上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を楽に受診していただくために通常の方法以外に2つの方法を用意しています。
ひとつは検査用の超短時間作用型の安定剤(ねむたくなる薬)を注射して、寝ている間に検査を施行する方法。検査後比較的短時間の間に目が覚めますが、念のため約1時間休憩してから帰宅していただきます。
もうひとつは鼻から入れる内視鏡です。専用の細い内視鏡を鼻からのどの奥へ入れ、そこから食道胃へ入れます。舌の付け根には嘔吐を誘発する中枢があるため、通常の口から入れる内視鏡検査ではファイバーが、舌の付け根に当たるため検査中の嘔吐(おえっとなる)が誘発され苦痛が生じがちですが、鼻からの場合、舌の付け根にファイバーが当たりませんので楽です。検査中の会話も可能ですし、モニター画面で検査中の胃の中をおちついて見ながら検査を受けれます。鼻は局所麻酔することで、ほとんどの方は痛みがありません。ごくまれに鼻腔が細いために施行できない方がおられます。
→ ご参考 (鼻から入れる内視鏡検査)
http://www.hanakara.jp